dept24’s diary・生田和良・大阪大学名誉教授

ウイルスの目を通して、人間社会のウイルス感染症についてつぶやきます。

新型コロナの対策には『屋内の換気』に優るものなし

新型コロナの出現以来、社会の至るところでマスク着用が一般的なマナーになった。
世界的にはすでに、マスクをしている人がほぼいない国が多い。日本も遅ればせながら、国としては「マスク着用の是非を管理しないので各自で判断してください」と。しかし、その判断の基準についての説明がないことで、しておいた方が無難と考える人が多いようである。また、マスク着用も、良いことばかりではなく、酸素不足•二酸化炭素過多の弊害のあることの説明も積極的ではない。


1)屋外では、マスクはほぼ不要
2)屋内では、マスクより、CO2センサーで二酸化炭素の濃度を確認しながら、1,500ppmを越える場合は換気することが優先(1,000ppm以下が望ましい)
3)新型コロナの場合、アルコール消毒や手洗いが優先されることはなさそう
4)換気されていない室内では、そこにいる人数と滞在時間に比例して二酸化炭素の濃度が高くなるので、定期的に換気することが大事