dept24’s diary・生田和良・大阪大学名誉教授

ウイルスの目を通して、人間社会のウイルス感染症についてつぶやきます。

次の第5回かんさい感染症セミナーのご案内です

 

次回は、2025年2月8日(土曜)13:00~15:30、大阪府高槻市紫町1-1 日本たばこ産業医薬総合研究所 セミナーホールです。

 

腸内細菌、ノロウイルスロタウイルスについて、「感染症の専門家が、平易な言葉でわかりやすく、丁寧に説明します。感染症に対する対応が的確になります。

 

参加登録は以下の方法でお願いします:

1)NPO法人関西BS交流会(BSはbiosafety)ホームページ(kansaibsweb.com)から

2)e-メール(kansai.biosafety@gmail.com)から

3)電話(070-2227-8791)から

4)ポスターの右下のQRコードから

 

皆様、奮ってご参加ください。

 

第4回かんさい感染症セミナーのご案内

第4回かんさい感染症セミナー

次回は、2024年8月24日(土曜)13:30~15:50、大阪市阿倍野区阿倍野筋3-10-1-300

大阪市立 阿倍野市民学習センター 第1研修室です。

 

感染症の専門家が、平易な言葉でわかりやすく、丁寧に説明します。感染症に対する対応が的確になります。

 

参加登録は以下の方法でお願いします:

1)NPO法人関西BS交流会(BSはbiosafety)ホームページ(kansaibsweb.com)から

2)e-メール(kansai.biosafety@gmail.com)から

3)電話(070-2227-8791)から

4)ポスターの右下のQRコードから

 

皆様、奮ってご参加ください。

次回の第3回かんさい感染症セミナーのご案内です

次回のセミナーは大阪梅田で、2024/2/22の13:30~16:00です。


次回は、2月22日(木曜)13:30~16:00、大阪梅田(大阪駅前第二ビル5階の梅田総合生涯学習センター第二研修室)です。

話題の感染症として、「マダニ媒介感染症」、「食中毒」、「インフルエンザ」についてです。

感染症の専門家が、平易な言葉でわかりやすく、丁寧に説明します。感染症に対する対応が的確になります。

 

参加登録は、NPO法人関西BS交流会(BSはbiosafety)の新しくなったホームページ(kansaibsweb.com)から、もしくはe-メール(office@kansaibsweb.com; kansai.biosafety@gmail.com)、もしくは電話(070-2227-8791)からできます。

よろしくお願いします。

 

皆様、奮ってご参加ください。

 

(「かんさい感染症セミナー」は4カ月ごとに、関西のいろいろなところで開催していく予定です)

 

第2回かんさい感染症セミナーを終えて

8月26日に、第2回かんさい感染症セミナーを、東大阪市布施駅前市民プラザ・多目的ホールで無事終えることができた。本セミナーは、一般の方々を対象に、「感染症についてやさしく解説、正しく理解」をモットーに開催している。

 

来場者数は31名で、そのうちの25名の方からアンケートを回収できたので、その内容を集計し、一部を紹介したい。

 

・すべて分かりやすく理解しやすかった。

・非常にためになるセミナーだと思った。

・興味深いお話を伺えて家庭、会社で実行していきたい。

・早速使える情報もあり、今日から改善したい。

・とても分かりやすく説明していただき、お手本にしたい所もあり参考になった。

・食中毒からウイルスまで幅広く知識を得られて面白いセミナーだった。

・BS交流会ということで、専門家が聞かないと難しい内容かと思っていましたが、一般の方が聴講しても非常にためになるセミナーだと思った。

・30分というのは集中力の持続で考えると良い配分だった。

・オンラインでも行ってほしい。

・スライドの文字が見えにくかった。

・もっと簡単な内容だと良いと感じた。

・テーマ別で時間配分が短すぎる感じだった。

 

一般の方を対象にしたセミナーは、わかりやすく話すことに不慣れな面が多いので心配してたが、以上のように、かなり高い評価をいただいた。今後も、同様の趣旨で関西地区のいろんなところでセミナーを開催していく予定である。

 

次回は、2024年2月、大阪市(おそらく梅田)での開催を予定している。

新型コロナの対策には『屋内の換気』に優るものなし

新型コロナの出現以来、社会の至るところでマスク着用が一般的なマナーになった。
世界的にはすでに、マスクをしている人がほぼいない国が多い。日本も遅ればせながら、国としては「マスク着用の是非を管理しないので各自で判断してください」と。しかし、その判断の基準についての説明がないことで、しておいた方が無難と考える人が多いようである。また、マスク着用も、良いことばかりではなく、酸素不足•二酸化炭素過多の弊害のあることの説明も積極的ではない。


1)屋外では、マスクはほぼ不要
2)屋内では、マスクより、CO2センサーで二酸化炭素の濃度を確認しながら、1,500ppmを越える場合は換気することが優先(1,000ppm以下が望ましい)
3)新型コロナの場合、アルコール消毒や手洗いが優先されることはなさそう
4)換気されていない室内では、そこにいる人数と滞在時間に比例して二酸化炭素の濃度が高くなるので、定期的に換気することが大事

ひとりで運転している車の中でマスクの人を見かけるが、えっ、なんで?

マスクをいまだに多くの人がつけたままである。それも、屋外の青空の下で、それから1人で運転している車の中で、えっ、なんでマスクするの?

 

新型コロナを2類から5類にうつすにあたって、マスクをするかどうかは、状況に応じて、自分の判断で、つまり 「正しく考えて判断してください」 ということだったと記憶している。高齢者施設や医療施設などではマスク着用、屋外では基本不要。しかし、屋外でも、接近した状態で、しかも長い時間一緒にいて話し込む場合は必要である。

 

問題は、特に日本の場合は、多くの人が全く正しい思考ができていない点である。いわゆる専門家がその判断するための考え方について、ていねいに、わかりやすい表現で伝えていないことに依っている?

 

ウイルスの感染は、そんなに簡単には成立しない。

 

ある程度の塊となったウイルス粒子が感染するには、喉や鼻の粘膜上に存在するウイルス受容体(レセプター;ウイルスが結合して感染の最初のとっかかりをつけるところ)を目掛けてアタック、そして結合し、そのレセプターを通して、細胞の中にウイルス粒子を押し込む必要がある。その際のウイルス量も、一説では10の6ないし7乗個、つまり10万個とか100万個も必要であるとか。このように、ウイルス粒子にとって感染を成立させるのは、かなりハードルが高そうに思える。そう簡単には感染は成立しないと考えられる。感染した人が吐いた息は、屋外でも、いつまでもウイルス粒子をたくさん含んだ塊のまま浮いていて(実際には、屋外ではすぐ広がってしまうが)、近くにいる人の口や鼻から入って、感染してしまうというイメージの人が多いのでは?

 

実際には、空気中のウイルスからの感染が成立するのは、締め切った部屋で、感染した人がかなりの時間、息を吐き続けて、相当なウイルス量になってくると、同じ空間にいる感染していない人は、その空気中の、ウイルスを含む小さな粒子を介して感染する可能性が高くなる。そのような状況では、一緒にいる時間にもよるが、感染しないための手段としてマスクが役に立つとは思えない。したがって、部屋の中で感染を防ぐのは換気が一番大事である。

 

さらに、日本ではしきりに、手洗いと共にアルコール消毒が大事であると言いまくっていた。しかし、机やドアノブ、また電車のつり革などを、一番感度の高いPCRという方法で検査しても、どこをとっても陽性と出るような結果はほぼなかったのではないか。したがって、学校や公共の場で先生や職員が備品をアルコール消毒したり、手洗いや消毒に皆がかけた膨大な時間はあまり成果を上げたとは言い難い。さらにいうと、いまだに過剰にアルコール消毒しているあなた、肌が荒れるだけですよ、と言いたい。