dept24’s diary・生田和良・大阪大学名誉教授

ウイルスの目を通して、人間社会のウイルス感染症についてつぶやきます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

第2回かんさい感染症セミナーを終えて

8月26日に、第2回かんさい感染症セミナーを、東大阪市布施駅前市民プラザ・多目的ホールで無事終えることができた。本セミナーは、一般の方々を対象に、「感染症についてやさしく解説、正しく理解」をモットーに開催している。 来場者数は31名で、その…

新型コロナの対策には『屋内の換気』に優るものなし

新型コロナの出現以来、社会の至るところでマスク着用が一般的なマナーになった。世界的にはすでに、マスクをしている人がほぼいない国が多い。日本も遅ればせながら、国としては「マスク着用の是非を管理しないので各自で判断してください」と。しかし、そ…

ひとりで運転している車の中でマスクの人を見かけるが、えっ、なんで?

マスクをいまだに多くの人がつけたままである。それも、屋外の青空の下で、それから1人で運転している車の中で、えっ、なんでマスクするの? 新型コロナを2類から5類にうつすにあたって、マスクをするかどうかは、状況に応じて、自分の判断で、つまり 「正し…

次回(8月26日(土曜))の感染症セミナーの案内です。

「かんさい感染症セミナー」は4カ月ごとに、関西のいろいろなところで開催していく予定です。 次回は、8月26日(土曜)13:00~15:00、東大阪市の布施駅前プラザの予定です。 話題の感染症として、「アニサキス」、「麻しん(はしか)」、そして気になる「空間…

感染症のセミナー開催の報告です

関西BS(バイオセイフティ―)交流会とBMSA(バイオメディカルサイエンス研究会)が共同で、話題の感染症について、正しく理解し、どうすれば予防できるのか、もし感染してしまったらどうすればいいのか、などについて、できるだけわかりやすく解説する一般の…

新型コロナの制限解除で気をつけたい感染症としての麻しん(はしか)

麻しんの原因となるウイルスが流行している国からの輸入をきっかけとして、数年ごとに日本のあちこちで麻しんの集団感染が起こることを繰り返してきている。最近では、2018年3月に沖縄県に外国人観光客が入国し、その後に発症したにもかかわらず3日間にわた…

コロナ収束に伴い人の行き来が活発化することで懸念される感染症

中国・武漢で発生した新型コロナ(COVID-19)は、すでに3年以上もこの地球上で君臨し続け、感染症の中で独り勝ちしているような存在である。しかし、その原因となる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、次々と変異を繰り返し、そのたび重症化するる能力が…